民族楽器特集ー二胡


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第8回目は中国の代表的な楽器、二胡です。最近では、女子十二楽坊で知られた方も多いと思います。私は聴いたことはありませんが、ちょっと興味あります。これならレンタル屋でも置いてあると思います。また二胡教室なるものも流行っているようです。

二胡は中国の伝統的擦弦楽器です。日本語では「にこ」中国語では「あるふー」と読みます。高胡や京胡など二胡と同じような構造の楽器が中国ではたくさんあり、これらを総称して胡琴「ふーちん」と言います。中国には胡弓という楽器は存在しません。胡弓というのは日本語であり、日本で生まれ育ったある伝統的な和楽器の名称です。つまり、胡弓と二胡は、まったく違う楽器です。

二胡の構造ですが、本体部分は木製で長い棹(琴杆)の下に共鳴胴(琴筒)があり、琴杆にそって金属製の弦が2本張ってあります。2本の弦の間には馬のしっぽの毛でできた弓がはさみこんであり、弓で手前の弦(内弦)と向こう側の弦(外弦)をこすって音を出します。音が大きくきれいに響くように琴筒にはニシキヘビの皮が張ってあります。(ニシキヘビはワシントン条約で日本での輸出入が禁止されています。よって複雑な手続きを経ないと日本に二胡を持ち込むことはできません。)

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二胡の調弦(チューニング)
二胡には外弦・内弦の2本の弦がありますが、外弦の糸は内弦の糸より細くて短いので、内弦より外弦の方が高い音が出ます。通常調弦するときは、弦を指を置かない状態で、
内弦:D(ピアノの鍵盤上では「レ」の音)
外弦:A(ピアノの鍵盤上では「ラ」の音)
に合わせます。

二胡の楽譜
二胡は五線譜ではなく数字譜を使用します。
1オクラーブ下             1オクターブ上
5 6 7   1 2 3 4  5 6 7  1 2 3 4 5
ソ ラ シ   ド レ ミ ファ ソ ラ シ  ド レ ミ ファ ソ

二胡の調
二胡で言うところの「調」とは、ひとまずは「運指の型」だと考えて下さい。二胡にはD調、C調、♭B調、A調、G調、F調の、6つの調(運指パターン)があります。初心者がまず習うのはD調、次にG調、F調の運指です。C調、♭B調、A調は中級以降で習います。

歴史
「胡」という文字は、中国では「北方の異民族」または「西方の異民族」を指す言葉です。二胡は中国発祥の楽器ではなく、シルクロードを通って伝来した楽器であろうというのが現在有力な説です。
擦弦楽器は、紀元前にインドあたりで発生しました。紀元後になるとアラビア半島で盛んに使用されていたようです。この楽器は「ラバーブ」とか「レバーブ」という名称でした。その後、半島を中心として、イスラム教の発展に伴い、東西に広まります。西に広まったものは、今日のヴァイオリンとなりました。そして東には、三弦系がインド、東南アジア、中国南部、琉球、日本へと広まります。二弦系は中央アジア、中国へと広まりました。
20世紀に入ってから独奏楽器として改良され、中国の中でもっともポピュラーな楽器になりました。

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